心地よい風が吹き抜ける季節になると窓を開けて過ごす時間が増えますが、そんな時に気になるのが網戸の破れや汚れです。業者に依頼すると数千円かかる網戸の張り替えも、自分で挑戦すれば材料費だけで済み、驚くほど安上がりです。作業を始める前にまずは必要な道具を揃えることから始めましょう。用意すべきは新しい網、網押さえゴム、専用のローラー、そして網戸用のカッターの四点です。これらはホームセンターの網戸コーナーで簡単に手に入ります。特に重要なのが網押さえゴムの太さです。現在使われているゴムの一部を切り取って店に持参し、同じ太さのものを購入するのが失敗を防ぐ最大のコツです。準備が整ったらまずは古いゴムを溝から引き抜いて網を取り外します。この際、長年の砂埃が溝に溜まっていることが多いため、古い歯ブラシなどを使って綺麗に掃除しておきましょう。このひと手間が新しい網を美しく張るための秘訣です。次に新しい網を枠よりも少し大きめに広げ、クリップや洗濯バサミで数箇所を固定します。網が曲がらないように注意しながら、専用のローラーを使ってゴムを溝に押し込んでいきます。作業の順番としては短い辺から始め、次に長い辺へと進むのが一般的です。角の部分はローラーの反対側についている尖った部分を使って、ゴムをしっかりと奥まで押し込むようにします。網を張る際、あまり強く引っ張りすぎると枠が歪んでしまいますし、逆に緩すぎると網にシワが寄ってしまいます。適度なテンションを保ちながらローラーを滑らせていく感触は、慣れてくると非常に心地よいものです。一周してゴムが収まったら余ったゴムを切り取り、最後の大仕事である網のカットに移ります。網戸専用のカッターを使えば、枠に沿って滑らせるだけで余分な網を綺麗に切り落とすことができます。このとき、枠の内側を切ってしまわないよう、カッターを寝かせるようにして慎重に刃を進めてください。すべての工程を終えてピンと張られた網戸を眺める瞬間は、何物にも代えがたい達成感があります。自分で手入れをした網戸を通して入ってくる風は、いつもよりずっと爽やかに感じられるはずです。網戸の張り替えを自分で行うことは、住まいのメンテナンスの基本を学ぶ良い機会でもあります。一度この技術を身につけてしまえば、将来的に何度でも安価に修繕ができるようになります。家計にも優しく、住まいを清潔に保つための第一歩として、ぜひこの週末に挑戦してみてはいかがでしょうか。自分で苦労して張り替えた網戸の向こうに見える景色は、きっと以前よりも輝いて見えるに違いありません。
初心者でも失敗しない網戸の張り替えの全手順