リフォームの現場を預かる現場監督として、日々多くのお客様の住まいを再生させています。リフォームの現場というのは、実は着工してからが本当の勝負であり、表に見える綺麗な仕上がりの裏には、職人たちの汗と知恵が詰まった緻密な流れが存在します。工事が始まって最初に行う「養生」は、単なる保護作業ではなく、お客様の大切な資産を傷つけないという我々の誓いの儀式でもあります。次に、古い壁や設備を剥がす「解体」の工程に入りますが、ここでは常に緊張が走ります。古い建物であればあるほど、壁を剥がしてみるまで何が潜んでいるか分からないからです。予期せぬ腐食やシロアリの被害、図面にはない太い梁が現れたとき、我々は即座に設計者と相談し、工事の流れを止めずに最善の解決策を模索します。その後、目に見えなくなる部分である下地作り、配管、配線といった「設備工事」が行われます。ここでの精度が、将来の雨漏りや水漏れを防ぐ鍵となるため、最も時間をかけて丁寧に施工します。そして、大工による「造作工事」が始まり、部屋の輪郭が形作られていきます。内装の仕上げである「クロス張り」や「床仕上げ」の段階になると、現場は一気に華やかになります。最後に照明器具や水栓を取り付け、全ての機能が正常に働くかを確認する「試運転」を行って工事は完了します。竣工検査の際、お客様が驚きと感動の声を上げてくださる瞬間が、我々にとって最大の報酬です。リフォームの流れを円滑に進めるためには、現場での予期せぬトラブルをいかにポジティブに解決していくかという柔軟性が欠かせません。お客様には、工事中も気軽に現場を覗いていただき、職人のこだわりを肌で感じてほしいと思っています。我々は単に家を直しているのではなく、お客様の新しい未来の舞台を作っているという誇りを持って、毎日現場に立っています。理想の暮らしを共に作り上げていくという姿勢を持った会社に出会えるまで、妥協せずに比較検討を重ねることが、リフォームを大成功に導くための唯一無二の道と言えるでしょう。
現場監督が語るリフォーム着工から完成までの裏側