ウォークインクローゼットのリフォームにおいて、限られた床面積をいかに有効活用するかは最大の課題です。配置のパターンには大きく分けて、壁の一面だけを使うI型、二面を使うL型、通路の両側を使う二の字型、そして三面を贅沢に使うコの字型があります。それぞれの形式にメリットとデメリットがあるため、部屋の間取りや通路の確保を優先して選ぶ必要があります。例えば、細長い空間をリフォームする場合は、二の字型にすることで収納量を最大化できますが、中央の通路が狭くなりすぎないよう注意が必要です。一方で、正方形に近い空間であればコの字型が向いていますが、コーナー部分がデッドスペースになりやすいという弱点があります。この問題を解決するためには、コーナー用の回転式ハンガーラックや、奥行きを活かしたスライド式の棚を導入するなどの工夫が求められます。また、最近人気が高いのが、クローゼットの入り口を二箇所設けるウォークスルークローゼットです。寝室と洗面所を繋ぐ動線上に配置することで、朝の準備や洗濯物の収納が驚くほどスムーズになります。しかし、通り抜けるための通路面積が必要になる分、純粋な収納量は減少するため、バランスを見極めることが肝要です。さらに、棚の可動性も成功のポイントです。ライフステージの変化によって持ち物の量や種類は変わるため、後から高さを変えられる可動棚を採用しておくことで、将来にわたって使い勝手の良い空間を維持できます。リフォームの現場では、天井の梁や配管の位置によって設置に制限が出ることも多いため、事前の現地調査を綿密に行い、構造的な制約を逆手に取った独創的な配置を検討するのも良いでしょう。専門家の知見を活かしながら、自分たちにとって最も効率的で美しいレイアウトを追求することが、リフォーム後の満足度を左右する決定的な要因となります。除湿機を置いて湿気対策をしたり、アイロンがけをしたり、あるいはコードレス掃除機の充電場所として活用したりと、電源があるだけでクローゼットの用途は大きく広がります。
リフォームでウォークインクローゼットを成功させる配置術