我が家には、かつて大きな一間の子供部屋がありました。子供たちがまだ小さかった頃は、その広い空間を遊び場として共有し、二人で仲良く過ごす姿が微笑ましかったものです。しかし、上の子が中学生になり、下の子も高学年になると、それぞれが自分の時間を大切にしたいという要望を持つようになりました。そこで、一つの大きな部屋をリフォームして二つの個室に仕切ることに決めたのです。このリフォームで最も悩んだのは、仕切り壁の作り方でした。単に壁を作るだけでは、将来子供たちが独立した後に再び広い一部屋に戻すのが難しくなるのではないかという懸念があったからです。施工業者の方と相談を重ね、最終的には将来の撤去を前提とした「軽量鉄骨下地」による間仕切り壁を設置することにしました。この壁は遮音性にも配慮し、内部にグラスウールの断熱材を敷き詰めてもらったため、隣の部屋で音楽を聴いたり勉強したりしていても、お互いのプライバシーが守られる構造になっています。工事の際、もう一つの大きな課題は電気系統とエアコンの設置でした。もともと一部屋だったため、照明のスイッチやコンセントの数が足りず、新しく作った部屋にはエアコン専用のコンセントもありませんでした。そこで壁を作るタイミングで配線を引き直し、それぞれの部屋に独立した照明スイッチと十分な数のコンセントを設けることができました。また、クローゼットについても、既存の大きな収納を二分割するように壁を通し、それぞれの部屋から使えるように改造しました。完成した二つの部屋を初めて見たときの子供たちの嬉しそうな顔は、今でも忘れられません。自分だけの城を手に入れたことで、自立心が芽生え、自分の部屋を自分なりに整える楽しさを覚えたようです。和室のリフォームも検討しましたが、やはり子供部屋はフローリングが使い勝手が良く、掃除も楽です。今回のリフォームを通じて、家は家族のライフステージに合わせて変化させていくべきものなのだと強く実感しました。小さな工事ではありましたが、家族の新しい生活のリズムを作り出すための、非常に価値のある投資となりました。
子供の成長に合わせて部屋を仕切る工事の記録