レンジフードのリフォームを検討する際、まず直面するのが「どの種類のレンジフードを選べば良いのか」という問題です。レンジフードは、その形状やファンの種類によって、デザイン性や性能、そして価格が大きく異なります。自分のキッチンの状況や、何を重視するかによって最適なモデルは変わってきます。後悔しない選択をするために、まずはレンジフードの基本的な種類とその特徴を理解しておきましょう。レンジフードは、外側のカバー(フード)の形状によって、主に三つのタイプに分類されます。一つ目は「ブーツ型(深型)」です。その名の通り、長靴(ブーツ)を逆さにしたような形状で、最もオーソドックスなタイプと言えます。フードで煙をしっかりと覆うため、捕集能力が高いのが特徴です。比較的安価なモデルも多く、コストを抑えたい場合に選ばれることが多いですが、見た目に圧迫感があり、フィルターの掃除が面倒な製品が多いというデメリットもあります。二つ目は、現在最も人気のある「スリム型(薄型)」です。凹凸の少ないスタイリッシュなデザインが特徴で、キッチン全体をすっきりとモダンな印象に見せてくれます。ノンフィルタータイプが主流で、整流板などのパーツも簡単に取り外せるため、掃除が非常に楽である点が最大のメリットです。デザイン性と機能性を両立させたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。三つ目は「フラット型(浅型)」です。スリム型よりもさらに薄く、コンパクトな設計が特徴です。天井が低いキッチンや、スペースが限られている場所に設置するのに適しています。ただし、他のタイプに比べてフード部分が小さいため、煙の捕集能力がやや劣る傾向にあります。次に、内部のファンの種類にも注目する必要があります。ファンには、壁に直接取り付けられ、換気扇のようにプロペラが回る「プロペラファン」と、ダクト(排気管)を通じて屋外に排気する「シロッコファン」の二種類があります。プロペラファンは排気量が大きいのがメリットですが、屋外の風の影響を受けやすく、高層階のマンションなど気密性の高い住宅には不向きです。一方、シロッコファンは、キッチンの場所を選ばずに設置でき、屋外の風の影響も受けにくいため、現在のレンジフードの主流となっています。ブーツ型やスリム型の多くは、このシロッコファンを搭載しています。